冬の海
こんにちは。
沖縄出身のフリーダイバー、こうよです。
今回は冬の海と寒さ対策についてお伝えしていきます。
冬になると、寒いのは嫌だからと言って次の夏が来るまで海に潜りに行かなくなる人は少なくないと思います。
、、、実際寒いです😂
でも、冬の海はそれはそれでいいものだなと感じる瞬間もあるので、せっかくスキンダイビングやフリーダイビングをやるようになった人はぜひ冬の海にも潜ってみてもらいたいなと思うのです🙌
季節ならではの海
最近からシュノーケリングやスキンダイビングなどを始めた人はもしかしたら分からない人もいるかもしれませんが、実は、海で遊ぶと言っても毎回同じ場所に遊びにいくわけではありません。
当日の天候次第で入ることができる場所は変わってしまいます。昨日入った場所が今日は入れない。なんてことは珍しい話ではありません。風がどの方向から吹いているかというのがとても重要な判断材料の一つになります。
そしてその風は、とてもざっくりとですが、季節によって南から吹くことが多いか北から吹くことが多いかで分かれます。(沖縄を例にとってもざっくりと言っています)
沖縄の冬は風が北から吹くことが多く、夏の間なかなか入れなかった場所に行くことができるようになります。これは冬に潜る楽しみの一つでもあります👍
冬にしかできない体験
沖縄では冬シーズンしか体験できない楽しみの一つがあります。それは、潜りながらクジラの声を聞く事が出来ることです。冬の間沖縄周辺の海には多くのザトウクジラが繁殖や子育ての為に訪れます。
この時期はホエールウォッチングやホエールスイムのツアーも盛んに開催されているほどです。
遠くに微かに聞こえる歌っているような声や、近くを見回したら見えるんじゃないかってくらい近くに聞こえる声の時もあります。これはもしかしたら、スキューバダイビングでは自分や周りのダイバーの呼吸音が絶えず出てしまうので、スキンダイビングやフリーダイビングの方が水中での呼吸音がない分、しっかりとクジラの声が聞こえているかもしれません。
クジラの声を聞きながら水中を漂っているだけで、とてもリラックスできたりなんかもするんですよ🤤
寒さ対策(ウエットスーツ)
そんな冬の海を楽しむ為に欠かせないのが、寒さ対策です。
いちばんお勧めしたいのは、というか冬の海はこれなしではあり得ません!自分の体にフィットしたウェットスーツです!
フィットしているというのがとっても大切です。サイズが大きいウェットスーツではダメです!それは寒さ対策からすると無いよりはマシという程度でしかありません🙅♂️
サイズが小さくてもダメです!単純にめっちゃ苦しいです。大袈裟に言うと、着るのも脱ぐのも命懸けってくらい大変な思いをしている人をよく見てきました😅
せっかく冬の海でも潜ってみたいってなったのに、自分の体にフィットしていないウエットスーツを使ったが為に、「やっぱり冬の海はしんどい」となってしまいかねません。
フィットしているウエットスーツを着ていると、肌とスーツの間に入り込んだ水が体温で温められて体をある程度保温してくれるんです。サイズが大きいとスーツ内の水は止まらず動いてしまうのでその効果は得られません。
その他にもウエットスーツは、クラゲやサンゴや岩、紫外線から体を守ってくれますし、浮力があるので体を水面に維持しやすくなります👍
寒さ対策(あったかアイテム)
ホットジェル。ウエットスーツを着る前に体に塗っておくと、体がポカポカして冷たい海に入ってもその冷たさを軽減できます。
ホッカイロ。これは一般的なホッカイロではなくて、水の中で使えるホッカイロのことです。手作りで用意できるものや、繰り返し使えるものもあります。
お湯。水筒の中にお湯を入れておいて寒くなったらそのお湯をウエットスーツの中に流し込みます。
グローブやフィンソックス。ウエットスーツ同様、保温の効果と、常に冷たい水にさらされないとう効果があります。
完全防寒ではありません
上記で紹介したものは、完全に寒さをカットするものではなく、寒さを軽減するものと思ってください!
その日の天候にも左右はされますが、寒さに弱い方の人でも上記の対策をとっていると、1時間から2時間くらいは冬の海で潜ることができるかと思います🧜♀️
そうして多少個人差はあるものの、冬の寒さを乗り越えたスキンダイバーやフリーダイバーは、その次に来る暖かい季節のときには、寒さと寒さから来る力みから開放され、それまでより息止めもきっとリラックスして伸びることでしょう☺️