フィンキック上達
こんにちは。
沖縄出身のフリーダイバー、こうよです。
今回は、フィンキックについてお話ししていきます。
上手にフィンキック出来るようになると、フィンの特徴を活かした推進力が得られるだけでなく、フリーダイビングなら息止めの持続時間や距離に影響し、スキンダイビングならその泳ぐ姿は優雅で写真や動画で様になるのは間違い無いと思います。
ぜひ押さえておきたいポイントです🙌
フィンの特徴
フリーダイビングやスキンダイビングなどでよく使われているロングフィンですが、メーカーやモデルが違えばそのフィンがもつ特性ももちろん変わります。個性のようなものです。
ですが、どのモデルのフィンにも同じように言える特徴は、ブレードの面で水を押し分けることで推進力を得ていると言うことです。
このことを理解しているかいないかは、フィンキックの上達にも大きく影響します。
そしてこれは、ブレードの表面だけではなく裏面も同様であることまで理解できているとフィンキックの上達を助けます。
フィンキックのコツ
膝を曲げずにフィンキックする。フリーダイビングを習ったことや興味がある人ならこれは耳にしたことがあるかもしれません。要するに脚を伸ばした状態でフィンキックするようにということです。しかし今回僕がお伝えしたいコツは、膝を曲げないだけでは不十分で、もう一つ付け加えます。
足首も曲げない!
なぜかというと、これは膝を曲げないことと同じ理由ですが、このフィンキックの方法がいちばん脚に筋力的負担がかかるからなんです。
ん?は?どゆこと?って聞こえてきそう😂
フィンを使って最も効率的に推進力が得られるのは、ブレードの面が水を押し分ける時です。水をしっかりと押し分ける時、その面には水の抵抗がかかります。その為重さを感じることになり、筋力が必要ということになります。
足首を曲げないという話に戻りますが、前に蹴り出したフィンを後ろに蹴る時もブレードの裏面には水の抵抗がかかります。この時に意識していないと足首はその抵抗の重さに負けて曲がってしまい、水の抵抗は逃げてしまって、最大限の推進力を得られなくなってしまいます。
ということで僕が考えているコツは、フロントキックの時は膝を、バックキックの時は足首を、曲げないようにする意識を持つことです🤝
よく見る例
後ろに蹴る側の足首が直角近くまで曲がっています。これではブレードの面で捉える水は捉えきれずに逃げてしまい、十分な推進力を得られません。
上手なフィンキック
足先までピンと伸びたキックでフィンの特徴を十分に活かしています。
練習方法
フロントキックの時は膝を、バックキックの時は足首を、曲げないようにするを潜水中に実践しようと思っても、なかなかすぐ改善されるわけでもないことが多いです。
そこで、フィンを履いた状態で水面での立ち泳ぎで練習するのがおすすめです。
立ち泳ぎしている時に自分の膝や足首がどうなっているかを誰かに観察・指摘してもらいながら、どうキックしたらいちばん負荷がかかるのかを理解しながら練習してみましょう。
意識していない普段のキックと、意識した結果水の抵抗を多く受けるようになったキックでは重さが全然違うことをすぐに実感出来るはずです!
最後に
今回お話しした内容は、フィンの特徴を捉えてフィンキックしようというものでししたが、フリーダイバーやスキンダイバー全員に当てはまるものではありません。少なからず今までより力を使ったキックの方法になる方もいるかもしれませんし、ブレードの長さや硬さによって同じようにキックしていても膝が曲がったりそうじゃなかったりもしますし、これを意識し過ぎるあまりストレスに感じ息止めが続かなくなってしまったりすることもあるかもしれません。
潜水中はリラックスすることもとても大事なことなので、自分の体の使い方に気付き、慣れつつ、リラックスを保ったまま効率よく泳げるように練習していくのがいいと思います。